インテルのアルバロ・レコバ【写真:Getty Images】
チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント進出に望みを繋ぐべく、現地時間27日にスラビア・プラハとのアウェイゲームに臨むインテル。ちょうど17年前に生まれたスーパーゴールの再現を期待したいところかもしれない。
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当時の大会方式は現在とは少々異なり、グループステージの1次リーグを突破した16チームによる「2次リーグ」が開催されていた。その第1節として2002年11月27日に行われた試合で、インテルは敵地イングランドに乗り込んでニューカッスルと対戦した。
前半を3点リードで折り返したあと、後半に1点を返されたインテルだが、勝利を決定づけたのが81分に奪った4点目のゴール。「左足の魔術師」と呼ばれたウルグアイ代表FWアルバロ・レコバの鮮やかな一撃だった。
インテルの速攻から右サイドでボールを受け、切り返して得意の左足に持ち替えたレコバ。ゴール前にはドメニコ・モルフェオやクリスティアン・ヴィエリが走り込んでおり、クロスを選択することも可能だったかもしれない。だがペナルティーエリアの角から迷わず左足を振り抜くと、GKの伸ばした手の先を抜けたボールが見事に逆サイドのネットに突き刺さった。
今季CLではバルセロナ、ボルシア・ドルトムントに次ぐグループ3位に位置し、決勝トーナメント進出に向けて厳しい状況に立たされているインテル。まずはスラビア・プラハを破り、突破の可能性を残して最終節のバルセロナ戦を迎えたいところだ。かつてのレコバのような強烈なインパクトでチームを勝利に導く選手は現れるだろうか。