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アーセナル指揮官、前主将の復帰を示唆。副主将はチーム一丸を要求

text by 編集部 photo by Getty Images

グラニト・ジャカ
グラニト・ジャカ【写真:Getty Images】

 アーセナルを率いるウナイ・エメリ監督が、MFグラニト・ジャカ復帰の可能性をほのめかした。英『デイリーメール』などが伝えている。

 スイス代表のジャカは先月27日に行われたクリスタル・パレス戦でファンからブーイングを浴び、暴言を発した。さらに、挑発ともとれる態度をとったことが問題視され、キャプテンの座を降ろされている。それ以後、同選手は出場機会を得られておらず、このまま1月に放出となるのではないかとも伝えられていた。

 しかし、アーセナルは現在、ダニ・セバージョスが負傷したこともあり、23日のサウサンプトン戦でジャカを頼る可能性がある状況。エメリ監督は、「2週間前にエクトル・ベジェリンは自分のパフォーマンスがベストではなかったとき、サポーターとうまくいかなかったことがあると私に話した。そのような状況にあった選手はほかにもいる。それでも彼らは戻ってくるんだ。ジャカも同じことを望んでいる。ただ、まずは彼が自分の間違いを忘れないことだ」とコメント。「彼は良いヤツだ。選手としても優れていて、アーセナルを愛し、リスペクトしている。ただ、間違いを犯した」と語った。

 エメリ監督がジャカの復帰を示唆するのは、騒動後初めてのことであり、サウサンプトン戦での起用が現実味を帯びている。

 一方ベジェリンは、クラブの公式サイトで不振に苦しむチームについて話した。

「こういった状況に対処するのは難しい。みんなが違うことを要求し、違う変更を求めてくる。でもそれが正しい道とは思わない。正しい方法は、僕たちが受け入れ、お互いをサポートすることだ。お互いを助け合うことが、目標に達する唯一の方法だと思う」

「誰かを非難しても始まらない。僕たちはクラブであり、チームであり、家族だ。お互いのためにそこにいることが大切だと思う」

 アーセナルは公式戦で5試合勝利から遠ざかっている。サウサンプトン戦で正しい道に戻ることができるだろうか。

【了】

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