ディエゴ・マラドーナ監督【写真:Getty Images】
アルゼンチン代表のレジェンド、ディエゴ・マラドーナ氏が、同国1部ヒムナシア・ラプラタの指揮官に戻ることになった。
マラドーナ氏は9月5日にヒムナシア・ラプラタの監督に就任した。しかし今月19日、突如自身のSNSで辞任を発表。それでも、さらに2日後の21日、サッカー界の伝説は前言を撤回した。
「ヒムナシアの指揮官を続けると発表できてうれしく思う」
「(クラブが)私と約束した補強に動いてくれることを願っているよ」
アルゼンチン『クラリン』などによると、マラドーナ氏の指揮官の立場は、クラブの会長選に影響している。ガブリエル・ペジェグリーノ会長は新体制でクラブを離れる予定だったが、マラドーナ氏は同会長と密接な関係にあった。そのため、ファンはマラドーナ監督とペジェグリーノ会長を支持。ファンがクラブハウス前で猛抗議を行うなど、指揮官の続投を強く訴えた。
ペジェグリーノ会長と次期会長候補の2人は話し合いを行った結果、それぞれが目指す方向は異なるものの、マラドーナ氏の監督続投を望むという点では考えが一致。ペジェグリーノ会長は「ディエゴは我々を結びつける。それこそがファンの望みであり、会長選を望んでいない」と語ったとのことだ。
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