タイ代表の西野朗監督【写真:Getty Images】
【ベトナム 0-0 タイ W杯アジア2次予選第6節】
カタールワールドカップ・アジア2次予選第6節のベトナム代表対タイ代表戦が現地時間19日に行われ、0-0のドローに終わった。
元日本代表監督の西野朗氏が率いるタイ代表は、2次予選の半分を終えて2勝1分け1敗でグループ2位。一方のベトナムは初戦でタイと引き分けたあと3連勝で首位に立っており、首位攻防戦の大一番となった。
タイは5日前のマレーシア戦で先制点を挙げた北海道コンサドーレ札幌のMFチャナティップや、元サンフレッチェ広島のFWティーラシンが引き続き先発。出場停止の明けた横浜F・マリノスのDFティーラトンも先発復帰を果たした。
試合は前半から大きな動きを見せた。28分、CKに対する競り合いの中でファウルがあったとしてタイがPKを獲得。絶好の先制チャンスとなったが、ティーラトンのシュートはベトナムGKの見事な反応にストップされてしまう。
その3分後には逆に、ベトナムのCKからDFティエン・ドゥン・ブイのヘディングがタイのゴールネットを揺らす。ホームの観客席は異様な盛り上がりを見せたが、タイのGKに対するファウルがあったとして得点は認められず、依然としてスコアは動かなかった。
その後も両チームともにゴールを奪えないまま時間は経過。タイは78分に枠を捉えた強烈なミドルがGKのファインセーブに遭い、81分にも至近距離からのシュートをDFの決死のブロックに阻まれるなどベトナムの壁を破り切ることができない。
結局そのままスコアレスドローで終了。同グループではインドネシアに2-0の勝利を収めたマレーシアが勝ち点を9に伸ばしており、勝ち点8のタイは3位に後退してしまった。
【得点者】
なし
【了】