ティエリ・アンリ【写真:Getty Images】
EURO2020出場を目指すアイルランド代表が、10年のときを経て決戦に臨む。英『BBC』などが、10年前に起きた事件を取り上げた。
2009年11月18日、アイルランド代表は南アフリカワールドカップ欧州予選のプレーオフでフランス代表と対戦した。この試合の延長戦でフランス代表は、ティエリ・アンリが手でコントロールしたボールが得点につながり、大きな騒動となっている。
それからちょうど10年経ち、アイルランド代表は再び主要大会出場を懸けて大一番に臨む。EURO2020予選D組最終節でアイルランド代表は同組首位のデンマーク代表と対戦だ。
元アイルランド代表のロビー・キーン氏は『FAI TV』で「10年も経ったのか」と驚いた様子でコメント。「あのときVARがあればよかった。そうすれば、もっとシンプルなことだったね」と述べている。
守護神のシェイ・ギブンは『フォーフォートゥ』に対し、「ハンドは明らかだった。僕は得点を合図する主審のところへ向かい、ほかの選手は副審のところへ行った。主審か副審のどちらかがしっかり見るべきだったよ。アンリだって明らかにハンドだと分かっていたはずだから、バツが悪かっただろうね」と振り返った。
アイルランドはD組で3位。2位スイスとは勝ち点2差、首位デンマークとは勝ち点3差という状況だ。
【了】