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中島翔哉、W杯予選初ベンチも泰然自若。ベネズエラ戦へ「みんなで楽しく勝てれば」

text by 編集部 photo by Getty Images

中島翔哉
日本代表のMF中島翔哉【写真:Getty Images】

 日本代表は18日、パナソニックスタジアム吹田でキリンチャレンジカップ2019のベネズエラ代表戦に向けた前日練習を行った。

 欧州組の一部の選手が14日のキルギス戦後にチームを離れて所属クラブの活動に戻った中、MF中島翔哉はベネズエラ戦にも帯同している。

 キルギス戦では2022年カタールワールドカップアジア2次予選が始まってから初のベンチスタートとなった。それでも「相手との相性もあったりして、監督が誰を使うかってのを選ぶので、全く気にしてないです」と、気には留めていない様子。

 ベネズエラ戦では森保監督が「基本的にキルギス戦を軸に」先発メンバーを選ぶことを明かしている。ただ、キルギス戦に先発したMF南野拓実やMF伊東純也がすでにチームを離れているため、中島がスタメンに名を連ねる可能性は十分にある。

 そうなれば攻撃陣を引っ張るプレーが求められるところだが、中島はいつもと変わらずサッカーを「楽しむ」スタンスを貫くつもりでいる。

「僕より経験がある選手はたくさんいますし、いつも通り、(永井)謙佑くんとか(柴崎)岳くんとか、Jリーグでもいいプレーをしている選手がたくさんいるので、全然そういう引っ張ろうという気持ちはないです。楽しくみんなでプレーをして、いい試合をして、勝てればなと思います」

 途中出場だったキルギス戦では、いつものように鋭く仕掛けて豪快なミドルシュートを放つようなプレーは鳴りを潜めた。「どの試合も大事だと思うので、できる限りのベストなパフォーマンスを出すことを毎回考えている」という中島は、彼らしいプレーで背番号10としての価値を示せるだろうか。

(取材:元川悦子【大阪】、文・構成:編集部)

【了】

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