デポルティボの柴崎岳【写真:ムツ・カワモリ】
かつてリーガエスパニョーラ1部で優勝を争う強豪クラブのひとつだったデポルティボが、3部降格の危機に瀕している。スペイン紙『アス』では「デポルティボ転落の10の鍵」と題し、17日付記事で低迷の理由を分析した。
2017/18シーズンのリーガ1部で18位となってセグンダ・ディビシオン(2部)に降格したあと、昨季はプレーオフ決勝でマジョルカに敗れて惜しくも1部復帰を逃したデポルティボ。今季も昇格を争う有力チームのひとつとなることが見込まれていた。
だが開幕戦こそオビエドを下して白星発進を切ったものの、そこから現在まで15試合にわたって白星のない期間が続くことになった。先週末のエストレマドゥーラ戦にも敗れ、残留ラインと5ポイント差で3部降格圏の最下位に沈んでしまっている。
『アス』はデポルティボの凋落原因として10のポイントを挙げている。会長や監督、補強の不手際、個人のミスや戦術など、問題はあらゆる部分に存在しているとの見方だ。
期待されたようなパフォーマンスを見せられていない選手の一人として、今季から加入した日本代表MF柴崎岳も挙げられた。「柴崎岳や(サムエレ・)ロンゴのような新加入のスター選手はスタートを切ることができていない」と述べている。
先発に起用されながらもチームを勝利に導くような活躍を見せられず、現地メディアからも低評価が続いていた柴崎は、ここ数試合出場機会を失ってしまっている。チームとともにここから調子を上げていきたいところだ。
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