食野亮太郎【写真:Getty Images】
英紙『マンチェスター・イブニング・ニュース』は、マンチェスター・シティが現在他クラブにレンタルしている選手たちの現状を17日付記事で査定している。その中には、ハーツにレンタルされているU-22日本代表FW食野亮太郎も含まれている。
食野は今年夏にガンバ大阪からシティへ完全移籍。その上で、スコットランド1部のハーツにレンタル移籍する形で欧州でのプレーを開始することになった。
シティからは現在総勢31人の選手たちが他クラブにレンタルに出されているという。レンタル先は国内の下部リーグのほか、欧州のドイツ、スペイン、イタリア、フランス、オランダ、ベルギー、ポルトガル、オーストリア、スコットランド、キプロス、さらにはアメリカや韓国にまで及んでいる。
ハーツで11試合に出場し2得点1アシストを記録している食野について、英紙が記述しているのは「これまで公式戦全試合に出場している」「レンジャーズ戦の1点を含めて2得点」など簡潔な事実関係のみ。今後シティでプレーする可能性は10点満点で「1」だとされている。
シティ復帰の可能性が「1」だとされているのは食野を含めた7人。一方、31人中10人は「0」であり、今後シティでプレーする可能性はほぼ皆無だと見込まれている。
シティでプレーする可能性が比較的高い「5」と予想されているのはアメリカ代表GKザック・ステッフェン(デュッセルドルフ)、イングランド人MFジャック・ハリソン(リーズ)、オランダ人DFフィリップ・サンドレル(アンデルレヒト)、ベネズエラ代表MFヤンヘル・エレーラ(グラナダ)、イングランド人DFジョエル・ラティオーディエール(トゥエンテ)の5人。
いずれにしても、食野の欧州での挑戦はまだ始まったばかり。活躍次第ではこれからどのようなキャリアを歩んでいくこともあり得ないとは言えないだろう。
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