「商業的にもスポーツ的にも、ミランのみんなが喜んでいる」
ジェノア戦で待望のセリエA初得点を決めたACミランMF本田圭佑の特集記事がイタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」で掲載された。
見出しは「人物 本田圭佑。日本人の王子はみんなを幸せにする」。
記事ではピッチ内外で日本企業からのスポンサー収入、そして、チームに勝ち点と二重のメリットを生み出している本田の特殊性について触れている。
2人の社長(バルバラとガッリアーニ)を喜ばせることができる唯一の選手だ。バルバラ(ベルルルコーニ)は、気前のいい日本人のスポンサーが来るのを本田がいることで可能になるので大いに喜んでいる(そのスポンサー収益は2年間で200万ユーロ)。
アドリアーノ・ガッリーニ最高経営責任者は、昨夜“大阪の王子”がやっと順位の勝ち点に貢献し始めたから喜んでいる。商業的にもスポーツ的にも、ミランのみんなが喜んでいる。もちろん彼自身も。
圭佑はここ最近のミラネッロに徘徊する選手達で、最もミステリアスな男だ。彼には入り込みにくい。少しというより、ほとんど話したがらない。(数日前のインタビューの最後で、次にインタビューを受けるまでには長い時間がかかる……とも言っていた)。
ピッチでは持続性がない。セードルフは疲れきるほど、『圭佑に時間を与えてくれ、急がないで、イタリアはロシアリーグとは違う』と話していた