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長友佑都、日本代表122試合出場で歴代2位タイに「記憶に残る選手にならないと」

text by 編集部 photo by Getty Images

長友佑都
DF長友佑都が日本代表通算出場試合数で歴代2位タイに並んだ【写真:Getty Images】

 2022年カタールワールドカップのアジア2次予選・キルギス戦が14日に行われ、アウェイに乗り込んだ日本代表はキルギス代表に2-0で勝利を収めた。

 この試合に左サイドバックとして先発出場したDF長友佑都は、日本代表での通算出場を122試合に伸ばした。そして通算出場試合数で歴代2位の井原正巳氏に並んでいる。

「記録もね、数字だけ積み重ねてもしょうがないんでね。結局、自分がこのチームの中で何ができるかにこだわっていかなきゃいけない」

 長友はそう語るものの、すでに「記録」にとどまらない功績を残してきた。3大会連続でワールドカップに出場し、2011年にはアジアカップ優勝に貢献。10年近くにわたって日本代表を先頭に立って引っ張ってきたのは誰もが知るところだ。

「自分たちの子供の世代とかね、今、サッカーを見られないくらいまだ小さい子たち、まだサッカーを理解してない子たちでもね、『長友いたな』と思われるくらい記憶に残る選手にならないといけないと思いますよね。数だけ積み重ねてもね、それはそれで寂しいですよ」

 33歳になっても歩みを止めることはない。来年の東京五輪や、3年後のカタールワールドカップ出場を目指すと公言し、次に捉えるのは遠藤保仁が持つ日本代表歴代最多出場記録「152試合」だ。

 昨年発足した森保ジャパンでも、「強くなるチームというのは、個々の部分で最終的に止められたりとか、点を取れたり、そこは力がついてきている部分かなと思います」とチームの成長を感じながら前に進んでいく。

「これまでの(ワールドカップアジア)2次予選、やっぱり引き分けたりもありましたし、失点はしていたんでね。このアウェイの難しい中、タジキスタン戦の時もそうですけど、しっかりゼロ(無失点)で抑えているというのは、ディフェンスラインだけじゃなくてGKも含め前線の選手たちもしっかりとみんなで、守備をチームとしてできている証拠でもあると思う」

 2019年の日本代表の公式戦はキルギス戦が最後となる。来年以降もワールドカップ予選は続くが、その中でも長友は衰えぬ情熱と活力でチームに欠かせない存在となりそうだ。

(取材:元川悦子【ビシュケク】、文・構成:編集部)

【了】

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