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吉田麻也、キルギス戦で日本代表通算100キャップへ「長友さんに引き離されないように」

text by 編集部 photo by Getty Images

吉田麻也
日本代表DF吉田麻也【写真:Getty Images】

 日本代表は13日、キルギスの首都ビシュケクで練習を行った。

 キャプテンのDF吉田麻也は、現地14日に予定されている2022年カタールワールドカップのアジア2次予選・キルギス戦に出場すれば日本代表通算100試合出場を達成する。

 大記録の達成を前に吉田は「まさか達成するとは思っていなかった」と明かした。それでも「今はまだ100試合達成してるわけではないので、目の前の1試合に集中していつも通り、自分がやるべきことをやるだけです」と浮かれることは一切ない。

「毎回思っているのは、前回の試合よりいいプレー、その前の試合よりいいプレーをということ。常に自分史上最高のパフォーマンスを出せるように意識してやっていますし、その小さな1つひとつが『100』という数字につながったと思うので、やることは変わらないです」

 キルギス戦ではDF長友佑都も、日本代表の通算出場記録で“アジアの壁”井原正巳氏の122試合に並び、歴代2位タイになることが確実視されている。吉田は「長友さんに引き離されないようについてきます(笑)」と、まだまだ最前線で戦い続けることに強い意欲を示した。

 個人の記録はもちろんのこと、キルギス戦はアウェイで確実に勝利が求められる試合。3次予選進出に向けて、4連勝をかけた山場となる。吉田は自身の記録以上に、年内最後の日本代表としての公式戦へチームとしての勝利することの重要性を強調した。

「僕らはまだまだ欧州や南米のチームと戦える位置にはいないと思う。こういう試合を多くやっていると自分たちがいい状態にあると勘違いしがちになりますけど、まだまだ(欧米のトップと)戦えるレベルではないですし、もっともっと泥臭く戦える集団になれるように、いい時こそ自分たちを律してさらによくなることを探求して、試合を勝ち進めていきたいなと思います。頑張ります」

(取材:元川悦子【ビシュケク】、文・構成:編集部)

【了】

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