キルギス代表を率いるアレクサンドル・クレスティニン監督【写真:Getty Images】
キルギス代表のアレクサンドル・クレスティニン監督は13日、翌日に控えた2022年カタールワールドカップアジア2次予選の日本代表戦に向けた記者会見に出席した。
2014年からキルギス代表を率いているクレスティニン監督は、昨年11月にも日本代表と対戦した経験を持っている。その時はアウェイで0-4の大敗を喫していた。だが、「アジアカップがあったので、そこで心の準備もできたと思う」とリベンジに燃えている。
そのアジアカップで、キルギス代表は親善試合とは見違えるプレーを披露した。今度はホームで迎えるワールドカップ予選、公式戦で日本を相手に番狂わせを狙う。今月9日にはウズベキスタン代表との強化試合も組んで準備は万端だ。
「日本代表はワールドカップに何回も参加しているので、もちろん強いことは分かっている。ただ、どんなチームでも弱いところがあるので、そこをうまく使えれば明日はいい試合になると思う。キルギス代表としてはできるだけのことをする。明日の試合は簡単なものになるとは思わない」
ドイツでプレーしているエース格のFWヴィタリー・ルクスが12日の練習で怪我をしたという情報もあるが、クレスティニン監督は「まだ時間があるのでドクターができるだけのことをやっている。明日は出れることを期待している」と軽傷であることを強調。
「キルギス代表も日本代表もミスが起こらないことはないし、選手も人間なのでミスが起こる可能性はある。明日はいい試合を見せたい」
日本代表としては完全アウェイの雰囲気、劣悪なピッチ環境、さらに寒さへの対応なども迫られ難しい試合になることは必至だ。普段からそれらに慣れたキルギスは、ホームのアドバンテージも生かしてアップセットに挑む。
(取材:元川悦子【ビシュケク】、文・構成:編集部)
【了】