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南野拓実、日本代表で5戦連発へ「攻撃のスイッチにならないといけない」

text by 編集部 photo by Getty Images

南野拓実
日本代表のMF南野拓実【写真:Getty Images】

 日本代表は12日、キルギスの首都ビシュケクで合宿2日目の練習を行った。

 この日の練習から、オーストリア1部のレッドブル・ザルツブルクでプレーするMF南野拓実もチームに合流した。現在日本代表では4試合連続ゴール中で、14日に行われる2022年カタールワールドカップアジア2次予選のキルギス戦では5試合連続となるゴールが期待される。

「もちろんそこ(ゴール)でチームに貢献したい気持ちはありますし、それが一番ですけど、でもそれ以外の部分でしっかり守備とか切り替えの部分とか、攻撃の起点になるところをチームとして求められると思うし、そこも同じように重要なポイントになってくると思うんで、献身性というのはしっかり出してチームに貢献したいなと思います」

 南野が担う攻撃的なポジションは、今回数人の選手が入れ替わっている。それでも「クオリティが高い選手が僕たちには揃っています」と不安はなく、「まずは自分の仕事に集中したい」と南野は語った。

 日本代表における「自分の仕事」は、ザルツブルクでのそれとは少し違う。チーム戦術も異なるため、周囲との関わり方も変わってくる。南野は代表としてのプレーについて「僕たちがボールを握って試合する試合展開が多い中で、そうすると必然的にペナルティエリアの近くでプレーすることが多くなる」と分析している。

「こっち(日本代表)でプレーする時は、トップ下の位置でプレーすることが多いので、チーム(ザルツブルク)でプレーするよりももっと裏とかゴール前、最後の部分で顔を出す回数は意識しているし、あとその分、前線で自分が起点になってチームの攻撃のスイッチにならないといけないところも、ザルツブルクよりも少し意識している部分で、そこは違いかなと思います」

 4試合連続でワンタッチゴールが奪えているのも、ゴール前で駆け引きしながら直接シュートを狙える場面が多いから。年内最後のワールドカップ予選ということもあり、「やっぱり勝って終わりたい」と語る南野はゴールで「予選突破を大きく引き寄せる勝利」に貢献することを目指す。

(取材:元川悦子【ビシュケク】、文・構成:編集部)

【了】

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