日本代表のDF酒井宏樹【写真:Getty Images】
日本代表は12日、キルギスの首都ビシュケクで合宿2日目の練習を行った。
現地で14日に行われる2022年カタールワールドカップアジア2次予選でキルギス代表と対戦する。同代表とは2018年11月に日本で対戦して4-0で勝利を収めていた。
しかし、「手を抜いてやっているサッカー選手はいないと思うんで、やっぱり会場が難しさを増してくると思いますし、勝敗が初めから決まっている試合は全くない」と語るDF酒井宏樹に油断は一切ない。
ディフェンスラインにはこれまで通りのメンバーが揃っているものの、MF堂安律やMF久保建英がU-22日本代表の活動に参加していることもあって2列目の選手たちが多少入れ替わっている。それでも酒井は「僕ら自身のコンビネーションは試合中にできるものなんで、そこに対しては不安はないです」と、特別に何か違和感を覚えることもないようだ。
「全部の時間集中していることはできないので、試合にギュッと入って、あとはリラックスしてやっていければいいと思います。でも相手をリスペクトしていれば、ぬるいプレーはあり得ないので、そこだけは忘れずスタートの1本から頑張っていきたいです」
過去の対戦データは頭から消し、しっかりと相手となるキルギスの現状を分析して隙を見せずに勝ちきること。それがすなわち日本代表の強さを証明することにもつながる。目の前の一戦に最大限の集中を傾けることが重要だ。
「アウェイの方が気持ちが引き締まりますし、難しい試合になるイメージが頭の中にある。慢心して入る選手はいないので、そこは見る人がちゃんと納得してくれるような試合になるようにしたいです」
キルギスに勝利すれば日本はアジア2次予選のグループ首位突破に大きく前進する。準備にかけられる時間は短いが、細部まで徹底してこだわって勝利を追求していきたいところだ。
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