マジョルカの久保建英【写真:Getty Images】
リーガエスパニョーラ第13節のマジョルカ対ビジャレアル戦が現地時間10日に行われ、ホームのマジョルカが3-1で勝利を収めた。マジョルカのMF久保建英の活躍ぶりはスペインメディアでも絶賛されている。
2試合連続の先発で出場した久保は前半10分、左CKを蹴ったあと跳ね返されたボールを拾ってエリア内でドリブル突破を仕掛け、マジョルカの先制点となるPKを獲得。21分にもマジョルカが2本目のPKを獲得するプレーに絡んだ。
後半に入ってビジャレアルに1点を返されたあと、53分にはついに待望の瞬間が訪れた。ペナルティーエリア手前で左サイドからの横パスを受けると、左足の強烈なシュートをゴール右隅に突き刺す。移籍後初ゴールを挙げた久保の活躍もあり、マジョルカは4試合ぶりの白星を挙げた。
スペインメディアではこの試合の勝利の立役者として久保を絶賛。『マルカ』紙、『アス』紙ではどちらも0から3までの4段階評価で「3」の満点評価をつけ、この試合の単独最高点としている。
『アス』電子版は試合の動画に添えて、「久保にとってキャリアの転換点となる試合。ビジャレアル相手にショー」とタイトルをつけた。「マジョルカでのベストゲームのひとつ。2つのPKの場面で2つの魔法のようなプレーを見せ、スペクタクルな左足弾でリーガ初ゴールを挙げた」と称えている。
オサスナ戦では移籍後初の不出場、先発復帰したバジャドリー戦でも低調な試合に終わるなど、苦しい時期を過ごしていた久保。停滞を打破するパフォーマンスを披露したこの試合は大きな転機となりそうだ。
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