マルセイユの酒井宏樹【写真:Getty Images】
フランス・リーグアン第13節のマルセイユ対リヨン戦が現地時間10日に行われる。だがマルセイユの日本代表DF酒井宏樹は警告累積による出場停止処分によりこの試合に出場することはできない。
酒井は第8節レンヌ戦、第10節ストラスブール戦、第11節パリ・サンジェルマン戦で各1枚のイエローカードを受けた。10試合の期間中に3枚のイエローカードを受けた場合1試合の出場停止になるというレギュレーションにより、リヨン戦の欠場が決まっている。
マルセイユで不動のレギュラーとしてプレーを続けてきた酒井は、今季も負傷で欠場した2試合を除いて12試合中10試合に先発出場。チーム状況に応じて左右両方のサイドバックに起用されてきた。
その存在がチームにもたらす影響度はフランスでも高く評価されているようだ。マルセイユ専門メディア『クール・マルセイエーズ』のムラド・エルツ記者は、「酒井の不在で色々なことが変わる」とリヨン戦に向けてコメントしている。
「(酒井は)ウイングのパフォーマンスを向上させるタイプのサイドバックだ。(ネマニャ・)ラドニッチは酒井が同じサイドにいた時の方が良かったと言える。酒井は本格的なウイングと一緒にプレーしたい。ウイングは酒井が同じサイドにいてほしい」と同氏は続けた。
今季低調なスタートを切ったリヨンだが、昨季までマルセイユを率いていたルディ・ガルシア氏を新監督に迎え、公式戦3連勝と調子を上げてきている。酒井を欠くチームはどのような戦いを見せるのだろうか。
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