ズラタン・イブラヒモビッチ【写真:Getty Images】
ミラン復帰が噂される38歳の元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチについて、チームを救う存在になるとファビオ・カペッロ氏が断言した。9日に伊メディア『フットボールイタリア』が報じている。
現在、メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシーに所属するイブラヒモビッチ。2010年から2012年までミランでプレーした経験を持っており、当時は公式戦85試合に出場して56得点24アシストを記録していた。仮にミランに戻ることになれば8シーズンぶりの復帰となる。
カペッロ氏は「過去にミランは、ワールドクラスのクラブを経営するリソースを持たない人に売られるという不幸があった。今では経営状況を優先することになり、エリオットが債務を解決するために動くことになった。そういった経緯もあり、一部の選手の(獲得や売却)の選択肢については間違いもあっただろう」と語り、“チャイナ・ミラン”時代の影響が現在も続いているという見解を示している。
そして、ミラン復帰が噂されるイブラヒモビッチについては「それは素晴らしい動きだ。イブラヒモビッチは(ミラノで)冬を過ごすためだけに来るわけではない。彼はまだイタリアで差をつけることができる。彼のことはよく知っている。彼がイタリアに戻ってきたら、きっと主人公になるだろう」とし、チームを救う存在になると断言している。
ミランはセリエA第11節が終了した時点で4勝1分6敗の勝ち点13で12位。次節は首位のユベントスと試合で、その次はナポリとの対戦が組まれているため、ミランにとっては厳しい戦いが続くことになる。果たして、イブラヒモビッチは救世主としてミラン復帰を果たすのだろうか。
【了】