トッテナムのソン・フンミン【写真:Getty Images】
チャンピオンズリーグ(CL)グループリーグ第4節のレッドスター対トッテナム戦が現地時間6日に行われ、アウェイのトッテナムが4-0で勝利を収めた。トッテナムの韓国代表FWソン・フンミンは2得点を挙げる活躍を見せたが、自身のゴールを派手に喜ぼうとはしなかった。
3日前に行われたプレミアリーグのエバートン戦では、ソン・フンミンのファウルを受け転倒したポルトガル代表MFアンドレ・ゴメスが足首に重傷を追うアクシデントが発生していた。A・ゴメスはソン・フンミンの後方からのタックルを受けたあとDFセルジュ・オーリエともつれながら転倒し、右足首の脱臼骨折で手術が必要となった。
A・ゴメスを負傷させてしまったショックで号泣していたことが伝えられるなど、難しい精神状態にあったと思われるソン・フンミンだが、レッドスター戦にも先発で出場。後半に2ゴールを挙げる活躍でチームの快勝に貢献した。
英メディア『BBC』などが試合後のソン・フンミンのコメントを伝えている。「あのアクシデントと今の状況には本当に申し訳なく思っている。それでもチームのために集中しなければならなかった」と心境を語った。
「(ゴールを)祝いたいとは思わなかった。今の状況をリスペクトしたいと思ったからだ」と得点を喜ぼうとしなかったことについてコメント。「アンドレ・ゴメスが早く良くなることを願いたい」と気遣う様子を見せた。
エバートン戦でのファウルに対しては一発レッドカードを提示されたソン・フンミンだが、トッテナムからの異議申し立てを受けたイングランドサッカー協会(FA)が退場処分を撤回。次節以降も出場することが可能となっている。
【了】