ベスト8でもっとも戦力差のある対戦
4日、チャンピオンズリーグのベスト8、レアル・マドリー対ガラタサライの一戦が行われる。1stレグはマドリーのホーム、サンチャゴ・ベルナベウで、2ndレグはガラタサライのホーム、トルコ・テレコム・アレーナでの試合だ。
この試合、ベスト8の試合の中で最も勝敗が予想しやすいのではないだろうか。ウィリアム・ヒルの賭け率では、マドリーの優勝オッズが3.00なのに対し、ガラタサライは最も低い101.00。
この試合に限っても、マドリーの勝ちが1.18、引き分けが6.50、ガラタサライの勝ちが15.00と大きく水を開けられている(3日21時現在)。勝てばチャンピオンズリーグ史上にも残るジャイアント・キリングとも言えるが、ガラタサライはそれを起こせるのだろうか。
ベスト16のシャルケ戦では新加入のドログバとスナイデルが活躍し、勝利を収めたガラタサライ。だが、相手がマドリーだとそう簡単にはいかない。しっかり守れるチームであれば一発のカウンターに勝機を見出すこともできるのだが、ガラタサライはお世辞にも守備は堅くない。
サイドバックのリエラとエブエは攻撃では力を発揮するが、相手を止める能力はあまり高くなく、対面するクリスチアーノ・ロナウドやディ・マリアに相当の苦戦を強いられるだろう。
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