元日本代表MF石川直宏が11月4日、都内のdining & bar ESTADIO 渋谷店で行われた自身の伝記『素直 石川直宏』の出版記念イベントに参加した。当初は10月14日に行われる予定だったが、台風19号の影響により延期。発売から約1ヶ月が経ったこの日、サッカーショップKAMOで書籍を購入した参加者が会場に集った。
石川は2017年に現役を引退。現在はFC東京のクラブコミュニケーターに就き、クラブとサポーターの架橋として様々な活動をしている。
イベントでは、出版に至るまでの経緯や思い、優勝を争うFC東京の現状、引退後のキャリアなどについて、石川と著者を務めたフリーライターの馬場康平氏がトークを繰り広げた。石川は周囲の協力への感謝の気持ちを示しながら、「すべてを力に変えて前に進んでいきたい」と力強く話した。
『素直 石川直宏』は、自身の生い立ちから現役引退までが綴られた一冊。右膝前十字靭帯損傷、腰椎椎間板ヘルニアなど、度重なる大怪我に見舞われながらも、その苦境を乗り越えてきた石川の“素直な想い”が克明に記されている。
(取材・文:加藤健一)
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