ウエスカの岡崎慎司【写真:ムツ・カワモリ】
スペイン2部のウエスカに所属するFW岡崎慎司は、ここのところ2試合連続ゴールを記録するなど調子を上げてきている。スペイン紙『アス』も30日付記事で日本人FWの好調ぶりを称えた。
ジローナ戦でスーパーボレーによる移籍後初得点を挙げたあとは3試合ゴールがなく、現地メディアに得点力不足も指摘されていた岡崎。だが19日のルーゴ戦、27日のエルチェ戦と続けてゴールを記録し、今季の得点数を3点に伸ばしている。
『アス』紙はエルチェ戦での岡崎について、「スペインに来て以来最高の試合をプレーした」と評価。1得点以外にもポストを叩いたシュートや、ゴールライン上でのカバーで阻まれたヘディング弾もあり、「もっと数字を伸ばせる可能性もあった」と振り返っている。
ミチェル監督はより攻撃的な戦いをするため戦術に手を加え、岡崎はその変更によって大きな恩恵を受けたと分析されている。周囲のサポートが改善されたことで岡崎も「彼の最高のレベル」を発揮できるようになり、プレーに絡む回数も増加。前節までの9試合でシュート数は合計8本だったが、エルチェ戦だけで6本のシュートを放った。
スペイン『besoccer』も同様に、「ウエスカで旬なFW」と現在の岡崎を称賛。「スペイン2部リーグでセンセーションを起こす選手の一人となった」「ミチェル監督にとって不動の存在であり、唯一の疑問は誰を彼と組ませるか」だと述べている。
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