本田圭佑【写真:Getty Images】
元日本代表の本田圭佑は、オランダ1部のフィテッセの練習に参加することを30日に発表した。31日より同クラブに合流し、レオニド・スルツキー監督の指揮下でトレーニングを開始することが見込まれている。
オーストラリアのメルボルン・ビクトリーを退団して以来フリーの状態が続き、最近ではSNSでの“公開オファー”でクラブ探しに必死な様子を見せていた本田。かつてCSKAモスクワで指導を受けたスルツキー監督から救いの手が差し伸べられ、練習に迎え入れられることになった。
オランダ『NOS』などが伝えたところによれば、フィテッセ広報は本田の練習参加について「契約義務は付帯しない」とコメントしているという。コンディション調整のため練習環境は提供するが、その後の選手契約は約束されないということだ。
だがもちろん、本田が練習で十分にアピールすることに成功し、クラブ側も加入を望んだとすれば、正式契約を交わすことは不可能ではない。オランダメディアではその可能性があるとの見方も伝えられている。
オランダ『AD』などによれば、フィテッセではナイジェリア人右ウイングのヒラリー・ゴングとベルギー人攻撃的MFのチャーリー・ムソンダが負傷のため今季絶望。モロッコ代表右ウイングのウサマ・タンナーヌも膝の負傷でウインターブレイクまでプレー不可能な状況であり、スルツキー監督は補強を検討しているという。かつて指導した本田の力が衰えていないと判断できたとすれば、新戦力候補とすることもあり得るのかもしれない。
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