マジョルカの久保建英【写真:Getty Images】
スペイン紙『マルカ』は、今季リーガエスパニョーラの各クラブにレンタルの形で所属している選手たちの現状での評価について29日付記事で論評し、レアル・マドリーからマジョルカにレンタル中の日本代表MF久保建英にも言及している。
リーガ1部20チームのトップチームに所属する選手のうち、他クラブからレンタルされているのは合計50人。『マルカ』はその中で最も際立った活躍を見せている選手として、マドリーからレアル・ソシエダへレンタルされているノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーを選び、「レンタル選手たちの中のキング」と評している。
高評価の選手として他に挙げられているのはDFセルヒオ・レギロン(レアル・マドリー→セビージャ)、MFアンドレ=フランク・ザンボ・アンギサ(フラム→ビジャレアル)、DFペルビス・エストゥピニャン(ワトフォード→オサスナ)など。一方で低評価の選手としてMFラフィーニャ(バルセロナ→セルタ)など数人が挙げられている。
久保はそのどちらのグループにも含まれず。FWアルバロ・モラタ(チェルシー→アトレティコ・マドリー)などとともに、“普通”あるいは“評価保留”と言うべきグループの一人として言及されている。
久保は「マジョルカ加入が遅かったためポジション獲得に苦戦した」が、「出場時間を与えられた時には好印象を残した」と評価。特にプレーの積極性や恐れの無さを称賛し、「(マジョルカ本拠地)ソン・モイシュに喜びを与えられるかもしれない。成長次第」と今後への期待を示している。
マジョルカでの出場2試合目にはPK獲得、3試合目には初アシストを記録した久保だが、その後は得点に絡むプレーは見せられず、一旦掴んだ先発の座も再び失っている。「期待される」だけの存在ではなく、具体的な結果も出していきたいところだ。
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