ミランのパオロ・マルディーニTD（テクニカルディレクター）は、元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが同クラブに復帰する可能性について見解を述べた。イタリア『スカイ・スポーツ』のインタビューに語っている。

　MLS（メジャーリーグサッカー）のロサンゼルス・ギャラクシーに所属するイブラヒモビッチは、チームのプレーオフ敗退によりシーズンを終えた。今後の去就に注目が集まっており、欧州復帰の可能性も盛んに報じられている。本人はイタリアで再びプレーすることにも意欲を示し、移籍先候補としてインテルやフィオレンティーナ、ナポリ、ボローニャなども挙げられている。

　マルディーニTDはミランの現状について、若返りを進める方針に沿ったチーム作りが行われているとしつつ、「若いチームがリーグ戦やチャンピオンズリーグで優勝したことはない」ともコメント。「そのためには経験ある選手を加えることが必要だ」と話している。

　その“経験”をチームに加える選手がイブラヒモビッチとなる可能性も排除はしていない。「イブラは夢かもしれない」とマルディーニTDは語る。だがレギュラーポジションを保証できないことが障害となる可能性もあるという考えを示した。

「彼の頭の中には、支配的なイブラでなくなってしまうことへの恐れも少しある。私もダービーマッチでベンチに置かれたとき、シーズンを通してそういう状態を受け入れることはできないと分かった。イブラが受け入れられるかどうかは分からない」

　イブラヒモビッチは2010年から2年間ミランでプレーし、公式戦85試合で56ゴールを記録。2年目にはセリエA得点王に輝いた。7年半ぶりの古巣復帰の可能性はあるのだろうか。

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