FIFAクラブ・ワールドカップ【写真:Getty Images】
国際サッカー連盟(FIFA)は24日、2021年のFIFAクラブ・ワールドカップの開催地を中国にすることで全会一致の承認を得たと発表した。それは将来的に、中国が2030年ワールドカップを誘致する上での足がかりになるかもしれない。25日に英メディア『caixinglobal』が報じている。
2021年のクラブ・ワールドカップは、大会規模が大幅に拡大されて開催される最初の大会となる。現行方式では6大陸王者と開催国王者の7チームがクラブ・ワールドカップに出場しているが、2021年大会からは24チーム参加となることが今年3月に決定された。
同メディアは「この大会を開催するに当たり、FIFAは中国が2030年にワールドカップを開催できるかどうかのテストを兼ねるだろう。少なくとも、2034年または2038年の大会がほぼ保証される」と伝えている。
続けて「2008年のオリンピックで見たように中国が有能であることは証明されている」とコメント。2026年ワールドカップより参加国が32ヶ国から48ヶ国に拡大するため、その開催能力があることを示す上でもクラブワールドカップは中国にとって重要な大会になる可能性も。
移籍市場でスター選手を獲得するだけでなく、中国杯を開催して代表チームの国際試合を開催するなど、今やサッカー界でも無視できない存在になった中国。夢のワールドカップ開催はそう遠くない未来に実現するかもしれない。
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