川崎フロンターレの新井章太【写真:Getty Images】
JリーグYBCルヴァンカップ決勝の北海道コンサドーレ札幌対川崎フロンターレ戦が26日に行われ、3-3からPK戦5-4で勝利を収めた川崎Fが優勝を飾った。大会MVPには川崎FのGK新井章太が選出されている。
大会の歴史の中でも稀に見る激戦となった今回の決勝戦。ともに初優勝を狙った両チームの激突は、後半終了間際の同点弾で延長戦に持ち込んだ札幌が延長前半に逆転したが、川崎Fは退場者を出しながらももう一度追いついてみせた。
迎えたPK戦では川崎Fの4人目・車屋紳太郎が失敗してしまい絶体絶命のピンチに。だが決められれば敗戦となる札幌5人目・石川直樹のシュートを新井が右に飛んで見事にストップ。さらに6人目・進藤亮佑のシュートもしっかりとキャッチし、川崎Fに悲願の初優勝をもたらした。
30歳の新井は2013年に東京ヴェルディから川崎Fに加入。出場機会が多くない中でもバックアップとしてチームを支えてきた。今季はルヴァンカップで全5試合にフルタイム出場して優勝に大きく貢献。J1でも正守護神に君臨していたチョン・ソンリョンを抑えてここ4試合先発に起用されている。
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