ハノーファーの原口元気【写真:Getty Images】
ドイツ2部のハノーファーに所属する日本代表FW原口元気は、昨季のクラブ加入以来まだ公式戦での得点がない。ドイツメディアによれば、同クラブにおけるデビューからの“連続無得点”記録の上位に位置しているという。
原口は同じドイツのヘルタ・ベルリンから昨季ハノーファーに加入。チームが2部に降格した今季も残留している。だがここまでブンデスリーガ1部で28試合と2部で9試合、DFBポカール(ドイツ杯)で2試合に出場し、計4アシストは記録しているがゴールは挙げられていない。
ハノーファーでの初得点に最も迫った瞬間だったと言えるのは今年3月10日のレバークーゼン戦。だがフリーで抜け出して無人のゴールに向けて放ったシュートは、ピッチ上に薄く降り積もった雪により減速し、ゴールラインわずか手前でストップしてしまった。
チーム自体も今季10試合10得点と得点力不足に苦しむ中、ドイツ『シュポルトブザー』ではこの連続無得点記録に注目。ハノーファーでのデビューから無得点が続いたフィールドプレーヤーのランキングを作成している。
歴代1位は1960年代にプレーしたハインツ・シュタインヴェデル氏の108試合無得点。現所属選手ではDFマティアス・オストルツォレクが7位タイの48試合無得点で最長。39試合無得点の原口は10位にランクインすることになるという。
原口が所属クラブで最後にゴールを決めたのは、フォルトゥナ・デュッセルドルフに所属していた2018年1月のカイザースラウテルン戦。沈黙を破るゴールが待たれるところだ。
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