ザンクト・パウリの宮市亮【写真:Getty Images】
ドイツ2部のザンクト・パウリを率いるヨス・ルフカイ監督は、同クラブに所属するFW宮市亮の貢献度に賛辞を送った。独紙『ビルト』がコメントを伝えている。
宮市は今季ここまでに行われたリーグ戦全10試合と、DFBポカール(ドイツ杯)1試合の全てに先発でフルタイム出場中。チーム内ではGKロビン・ヒンメルマン、DFダニエル・ブバラとともに数少ない“皆勤”選手の一人となっている。
所属選手34人という大所帯のチームを抱え、ルフカイ監督は頻繁にメンバーを入れ替えているが、「宮市亮は別だ」と独紙は述べる。不動の存在となった日本人アタッカーを「耐久ランナー」と称えた。
「リョウは良い状態であり良い調子だ。そのことを過去2ヶ月間に証明してきた。非常にプロ意識が高く、信じられないほど準備を整えている。それを毎日示し続けている」とルフカイ監督も賛辞を惜しまない。
今季はチーム事情により右サイドバックで起用された試合もあった。「リョウには前に進むプレーに特別な力がある。加えて、右SBに問題を抱えた状況でも助けてくれた。守備でも攻撃でもチームにとって非常に価値ある選手だ」と指揮官は語っている。
先週末のダルムシュタット戦で膝を打撲した宮市は、23日には個人メニューで調整を行ったとのこと。だがその回復が間に合えば今週末のハイデンハイム戦でも「先発は確実」と独紙は予想している。
【了】