北朝鮮代表対韓国代表【写真:Getty Images】
北朝鮮による不当な扱い関して、大韓サッカー協会がアジアサッカー連盟(AFC)に向けて公式に抗議したようだ。18日に韓国紙『朝鮮日報』が報じている。
カタールワールドカップ・アジア2次予選グループリーグH組第3節、北朝鮮代表対韓国代表の試合が15日に金日成スタジアムで開催され、0-0の引き分けに終わった。国際サッカー連盟(FIFA)主催の国際Aマッチとしては異例のサッカー生中継なし。韓国代表のファンやテレビ関係者、取材陣はスタジアムに入場することが許されず、選手たちは韓国から中国を経由して北朝鮮入りしている。それだけでなく、当初は北朝鮮の大応援団が5万人収容のスタジアムを埋め尽くすと考えられていたが、どちらのチームのファンもいない無観客試合となっていた。
同紙によると、AFCの競技運営マニュアルには「ホームゲーム開催国は、入国する応援団、取材陣、チームなどについて、いかなる差別なくビザを取得できるように保証しなければならない」という規定があるとのこと。韓国代表の選手や協会役員の合計55人にはビザを発給したが、取材陣や応援団の入国は認めなかったため、北朝鮮に懲罰が必要だと考えているようだ。
そのため、北朝鮮サッカー協会が韓国代表と取材陣、応援団の入国について全く協力しなかったことに、大韓サッカー協会が遺憾を表明している。果たして、AFCから制裁は下されるのだろうか。
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