FC東京がヴィッセル神戸に勝利【写真:Getty Images】
【ヴィッセル神戸 1-3 FC東京 J1第29節】
明治安田生命J1リーグ第29節のヴィッセル神戸対FC東京戦が19日に行われ、アウェイのFC東京が3-1で勝利を収めた。
ここ3試合で勝ち点1の獲得にとどまり、鹿島アントラーズに首位の座を明け渡したFC東京だが、その鹿島が金曜日の試合でドローに終わったことで勝ち点差を縮めるチャンス。日本代表から戻ってきた橋本拳人は先発、永井謙佑はベンチスタートとなった。
一方の神戸はアンドレス・イニエスタが負傷のため欠場。ベルギー代表としてEURO2020予選に出場していたトーマス・フェルマーレンもベンチ外となった。
FC東京は立ち上がりから順調にゴールを重ねていく。まずは前半6分、右からのクロスをエリア内で受けた東慶悟が粘って繋いだ浮き球に高萩洋次郎が反応。際どいコースへのシュートが右ポスト内側に当たってゴール内へ転がった。
さらにその4分後にはJ1初先発のアルトゥール・シルバが起用に応える。左サイドでボールを持ち、エリア手前の遠い位置から右足を振り抜くと、鮮やかな弾道を描いたボールがゴール右隅へ突き刺さった。
34分にもFC東京に3点目のゴール。巧みなターンから中盤を持ち上がったディエゴ・オリヴェイラがスルーパスを通し、抜け出した橋本が足を伸ばしてシュートを流し込んだ。
3点を追う神戸は60分にダビド・ビジャを下げ、リーグ戦では約5ヶ月ぶりの復帰となるトーマス・ポドルスキを投入。これで攻撃が活性化し、66分にはCKに合わせたジョアン・オマリのヘディング弾で1点を返したが、FC東京はそれ以上の反撃を許さず逃げ切った。
4試合ぶりの白星を挙げたFC東京は勝ち点を56分に伸ばし、鹿島に並んだ。得失点で上回る鹿島が首位を守ったが、残り5試合となったJ1優勝争いは接戦が続いている。
【得点者】
6分 0-1 高萩洋次郎(FC東京)
10分 0-2 アルトゥール・シルバ(FC東京)
34分 0-3 橋本拳人(FC東京)
66分 1-3 ジョアン・オマリ(神戸)
【了】