日本代表のキャプテンを務めるDF吉田麻也【写真:Getty Images】
2022年カタールワールドカップのアジア2次予選が10日に行われ、日本代表がモンゴル代表に6-0の大勝を収めた。
しかし、キャプテンの吉田麻也は6ゴールを奪っての勝利にも満足はしていない。「後半も4点、もう1回いけるんじゃないかと思っていましたし、再三チャンスはあったので、決め切るところで決めておければ、8-0にはできたんじゃないかなと思います」と、2点を挙げるにとどまった後半の試合運びを悔やんだ。
2次予選はどうしても力量差のあるチームとの対戦が増える。9月のミャンマー戦のようにアウェイゲームで過酷な戦いを強いられるのは間違いないが、やはりホームではしっかりと勝ち点3を積み重ねていく必要がある。結果のみならず、試合内容も重要だ。
そういう意味で、モンゴル戦ではこれまで“脇役”だった選手たちが輝いた。MF堂安律の陰に隠れがちだったMF伊東純也は、先発出場のチャンスをものにして3アシストを記録している。
大勝に大きく貢献した快足ウィンガーの活躍に、吉田は「純也に関して言えば、(ベルギーに)移籍して(リーグ)優勝して、チャンピオンズリーグに出始めて、非常に自信を深めている時期じゃないかなと思う。こういう時に一番伸びるので、伸びることができるところまで突き抜けてほしいと思います。素晴らしいボールもたくさんありましたし、ああいうタイプだからガツガツ削られることも多いだろうけど、それも乗り越えて、タフに成長してくれればと思います」と期待を寄せた。
日本代表はこれからタジキスタンに移動し、15日にアウェイの地でタジキスタン代表と対戦する予定になっている。厳しい環境での戦いも想定されるが、しっかりと勝ち点3をもぎ取って帰りたいところだ。
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