ビデオ・アシスタント・レフェリー【写真:Getty Images】
世界各国で導入が進められているVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)だが、サウジアラビアでは信じがたい理由でVARが正当に作動しないトラブルが発生したという。『スポーツバイブル』など複数メディアが伝えている。
トラブルが発生したされているのはサウジアラビア1部リーグのアス・ナスル対アル・ファテー戦。この試合の中でVARによるビデオ判定が行われる際、機器が正しく作動しなかった場面があったようだ。
だがその理由は高度な技術的問題などではなく、あまりにも初歩的でお粗末なミスだった。スタジアムの職員の一人が、自分の携帯電話を充電するために、VARに必要な機器の電源を落としてしまっていたという。
VARの導入により誤審の減少が期待される一方で、運用をめぐるトラブルも各国で相次いでいる。先週末のリーガエスパニョーラでは、主審とモニタールームの通信に問題が発生してVARが正しく用いられなかったとして、レガネスがレバンテとの再試合開催を要求する騒動も起こった。
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