ハーツの食野亮太郎【写真:Getty Images】
スコットランド1部のハーツを率いるクレイグ・レヴェイン監督は、同クラブに所属するU-22日本代表FW食野亮太郎のさらなる活躍を確信している。地元メディア『エジンバラ・ライブ』が同監督のコメントを伝えた。
食野は今夏にガンバ大阪からマンチェスター・シティへ移籍したあと、レンタルでハーツに加入。レギュラーに定着し、地元メディアからも高く評価されるパフォーマンスを見せていることがU-22日本代表への初招集にも繋がった。
『エジンバラ・ライブ』は、食野がハーツで「上質なタッチ、賢い動き、シュートへの積極性」を見せてきたと評している。さらに「ドレッシングルーム内でもうまく馴染んで人気者になった」とピッチ外での様子について記した。
レヴェイン監督も、「彼が我々の力になってくれているのは間違いない」と食野を高く評価。だが「まだフルスピードではないと思う」と、今後さらに調子を上げていく余地があるとして、「これからどれだけ我々を助けてくれるのか本当に楽しみだ」と期待を示した。
言語や文化の壁がある中でも、食野はすぐにチームに溶け込むことができたようだ。「英語は流暢ではないが、レッスンを受けて上達してきた。他の選手たちからも言葉を習っている。教わるべきではないような言葉かもしれないが、彼は陽気なタイプであり、そういうこともプラスになると思う」
シティからのレンタル先候補として、オランダの複数クラブも見学に行ったと食野は認めていた。「彼がここに来ることを選んでくれたのは私にとって大きなプラスだった」と指揮官は食野の選択を喜んでいる。
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