モハメド・サラー【写真:Getty Images】
リバプールのユルゲン・クロップ監督が、現地時間5日に行われたレスター・シティとの一戦を振り返った。その中で、悪質なタックルに対する怒りをあらわにしている。英『BBC』などが伝えた。
終了間際のゴールで2-1と勝ち越したリバプールは、開幕から続く連勝を8として首位を快走している。それでも、指揮官は手放しで喜べない様子だ。
クロップ監督が憤っているのは、89分のシーン。モハメド・サラーがハムザ・チョードゥリーに倒された場面だ。後ろからのタックルを受けたサラーは左足首をおさえて倒れ込んでいる。
リバプール指揮官は試合後、「本当に理解できないチャレンジだ」とコメント。「ボールは遠くにあった。彼に何ができるというのか。選手はボールがない状態で相手を倒すことに全力を注いだ。(チョードゥリーにイエローカードが出たが、)私からすれば、出されるべきカードの色は一つしかない」と語り、レッドカードが妥当だと主張している。さらに「本当に危険だ。彼を問題にしたいわけじゃないが、落ち着くべきだよ」と、22歳のチョードゥリーに苦言を呈している。
一方でレスターのブレンダン・ロジャース監督は、「そこまで悪いチャレンジだとは思わない。サラーはスピードに乗って中へ切り込み、ハムザは戻りながらの守備で接触した。彼は誠実な男だ。アグレッシブではあったけど、悪意はなかったと思うよ」と選手を擁護した。
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