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中島翔哉、ポルトで初アシスト! ドンピシャクロスで決勝点演出、チームも公式戦7連勝

text by 編集部 photo by Getty Images

中島翔哉
ポルトに所属する日本代表MF中島翔哉【写真:Getty Images】

【ポルト 1-0 サンタ・クララ タッサ・ダ・リーガ グループリーグ第1節】

 現地時間25日、ポルトガルのリーグカップにあたるタッサ・ダ・リーガのグループリーグ第1節が行われた。MF中島翔哉が所属するポルトはホームにサンタ・クララを迎え、1-0の勝利を収めた。

 ヨーロッパリーグなどもあって連戦の最中にあるポルトは、直近のリーグ戦から先発メンバーを9人変更。リーグ戦で出番に恵まれていない中島は、公式戦ではチャンピオンズリーグ予選3回戦2ndレグのクラスノダール戦以来、約1ヶ月半ぶりの先発出場を果たした。

 他にもポルトの先発イレブンには普段のリーグ戦で出場機会が限られる選手たちが多く名を連ねた。下部組織出身のU-19ポルトガル代表GKジオゴ・コスタは、待望のトップチームデビュー。17歳のFWファビオ・シルバも公式戦初先発を飾った。

 序盤からポルトがボールを握る展開で、中島はいきなり見せ場を作る。左から中央に流れてボールを受けると、ゴールに向かって果敢に仕掛けてミドルシュートを放つ。強烈な一撃はGKを強襲し、アグレッシブに戦う姿勢を印象づけた。

 その後もポルトはボールを支配しながら攻め続け、FWチキーニョ・ソアレスやDFぺぺなどが惜しいシュートを放つチャンスを作った。そして前半アディショナルタイムの47分、セットプレーのために前線に上がっていたDFジオゴ・レイチがヘディングシュートで値千金の先制ゴールを奪う。直近の週末はBチームの試合に回されていた若手センターバックが、悔しさを晴らす一発を叩き込んだ。

 そして、左サイドからの絶妙な高速右足クロスでゴールをアシストしたのは中島だった。センターサークル付近でファウルを受けた中島は、そのままペナルティエリア手前へ。フリーキックは相手の虚をついたショートパスで左サイドのアレックス・テレスへ展開され、中央から左に流れた中島に縦パスが渡る。そこで背番号10は仕掛け、切り返しで目の前の相手を1人剥がし、右足で見事なクロスをゴール前に供給した。

 後半はサンタ・クララにシュートチャンスを作られる場面もありながら、ポルトのペースは変わらない。中島も74分に狭いスペースでボールを受けて軽快なターンで前を向き、切れ味鋭いエラシコで相手選手をかわすプレーで魅せる。これには会場もどよめいた。

 ポルトはそのまま相手に主導権を渡さず、交代枠も使いながら1-0の完封勝利で公式戦7連勝。4年連続で勝ち星を逃しており、苦手としていたリーグカップの初戦を白星で飾った。そして中島はフル出場で1アシストと勝利に大きく貢献、他の選手たちも随所で輝いた。連戦は続くが、この一戦でのアピールによってチーム内競争はさらに激しさを増していきそうだ。

【得点者】
45+2分 1-0 ジオゴ・レイチ(ポルト)

【了】

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