天皇杯8強が出揃う【写真:Getty Images】
天皇杯のラウンド16にあたる4回戦の2試合が25日に開催された。鹿島アントラーズと横浜F・マリノス、浦和レッズとHonda FCがそれぞれ対戦している。
4回戦の他の6試合は先週水曜日の18日に開催。鹿島と浦和がAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝に勝ち進んだ都合により、残りの2カードは1週間遅れての開催となった。
鹿島は約4ヶ月ぶりの公式戦出場となる中村充孝が先発起用に応え、13分に先制ゴールを記録。横浜FMもエリキが自ら獲得したPKから、一旦止められたボールを押し込んで22分に同点とする。
30分には再び中村が決めて鹿島が勝ち越し。さらに前半アディショナルタイムにもGKとの1対1から中村がハットトリックとなるゴールを流し込んだ。後半にも伊藤翔が古巣相手に1点を加えた鹿島は4-1の勝利で8強進出を果たした。
静岡県代表として今大会に出場しているJFL首位のHondaは、ここまでJリーグ勢の北海道コンサドーレ札幌や徳島ヴォルティスを破って勝ち進んできた。ACLでも勝ち進んだ過密日程の浦和はメンバーを大きく入れ替えて臨む。
試合は前半をスコアレスで折り返し、両チームとも無得点のまま終盤へ。だが83分に富田湧也のゴールで先制したHondaはその4分後にも原田開がゴールを奪い、2-0で“ジャイアントキリング”を成し遂げた。
鹿島とHondaは10月23日に行われる準々決勝で対戦する。準々決勝のその他のカードはヴィッセル神戸対大分トリニータ、サガン鳥栖対清水エスパルス、V・ファーレン長崎対ヴァンフォーレ甲府となっている。
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