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三好康児、STVVからも関心。アントワープを選んだのは「日本人がいなかったから」

text by 編集部 photo by Getty Images

三好康児
アントワープの三好康児【写真:Getty Images】

 ベルギー1部のロイヤル・アントワープに所属する日本代表MF三好康児は、同リーグのシント=トロイデン(STVV)からも関心を示されていたが、他の日本人選手がいない環境をあえて選んだという。地元紙『ガゼット・ファン・アントウェルペン』が21日にインタビューを伝えた。

 三好は川崎フロンターレからの期限付き移籍でアントワープに加入。現地時間15日に行われたアウェイでのアンデルレヒト戦に交代で投入されて初出場を果たすと、そのわずか5分後に決勝点となるゴールを挙げる衝撃デビューを飾った。

 コパ・アメリカ2019(南米選手権)での活躍はあったとはいえ、国際的にはさほど知られた存在ではなかった三好は一躍注目を集めることになった。三好自身も「こんなに早く(試合に)参加させてもらえるのは少し驚きでした」と認めている。

 アントワープからの関心を受けた三好はコパ・アメリカ直後から同チームに注目し、「すごく力のあるチームだということがすぐに分かった」という。だが、三好の獲得にはSTVVも関心を示していたとのことだ。

 アントワープを移籍先に選んだ理由について、三好は「まだ日本人選手が大きな役割を果たしていないということ。その方が早く溶け込めると思った」とコメント。昨季は最大6人の日本人選手が在籍し、今季もGKシュミット・ダニエルとFW鈴木優磨がプレーするSTVV(その後、FW伊藤達哉も加入)ではなく、日本人が自分一人となる環境がチーム選びの理由のひとつになったと話している。

 リーグ戦6試合を終えて4勝2敗で6位に位置するアントワープは、現地時間21日の試合ではDF植田直通の所属するセルクル・ブルージュとホームで対戦する。三好は本拠地デビューを飾ることが期待される。

【了】

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