アレクサンドル・ココリン【写真:Getty Images】
ロシア1部のゼニトが、暴力事件を引き起こした28歳のロシア代表FWアレクサンドル・ココリンと再契約を結んだ。18日に英メディア『BBC』が報じている。
事件が起きたのは2018年10月8日の朝。ココリンはクラスノダール所属のパベル・ママエフと共にテレビ局のドライバーに暴行を加え、さらにモスクワ市内のカフェでロシア産業貿易省職員の男性に襲いかかった。カフェの椅子を持ち上げて男性に向けて振り下ろす様子が防犯カメラの映像に捉えられている。
ドライバーの男性に関しては、ココリンとママエフを含む5人のグループが路上で騒いでいるのを咎めたところ、車から引きずり出されて暴行を受けたと伝えられている。男性は鼻骨骨折と頭部の負傷により病院で治療を受けることになった。
また、ロシア産業貿易省職員の男性に関しては、ココリンとママエフらのグループがカフェで騒いでいるのを注意したことが争いの発端となり、男性は暴行を受けて頭部などを負傷した。ココリンは1年半の禁固刑を受けたが、現地時間17日に釈放されている。同メディアによると、シーズン終了までの契約を結んだという。
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