レアル・サラゴサの香川真司【写真:ムツ・カワモリ】
スペイン2部のレアル・サラゴサに所属するMF香川真司は、フィジカルコンディション向上により開幕当初よりさらにパフォーマンスを上げてきたと評されている。スペイン紙『マルカ』や『エル・デスマルケ』が17日付で伝えた。
香川は夏の移籍市場でボルシア・ドルトムントからサラゴサへ移籍。ドルトムントでは完全に戦力外とされ、トップチームの試合や練習に参加していなかったこともあり、コンディションが整っていないことも懸念されていた。
それでもサラゴサのリーグ開幕戦から先発で起用された香川は、ここまで全5試合に先発して2得点を記録するなどの活躍をみせてきた。4勝1分けというサラゴサの順調なスタートに大きく貢献し、現地メディアからも高い評価を得ている。
特に最近2試合では90分間フル出場していることもあり、「十分なフィジカルレベルに到達してきた」と『マルカ』は香川の現状について記述。前節エストレマドゥーラ戦では「ほぼ全ての攻撃に絡み、最後までペースを落とさなかった」「すでにトップの状態にあることを示した」と述べている。
『デスマルケ』も同様に、「間違いなくサラゴサのシーズン序盤の主役の一人」と香川を称賛。開幕当初より状態が良くなっていることが走行距離やヒートマップなどのデータからも読み取れることに加え、チームメートとの連携も高まってきたと分析している。
今週はミッドウィークにも試合が組まれ、ローテーションにより「香川がベンチスタートとなる試合も出てくるかもしれない」と『マルカ』は予想していた。だが現地時間18日に開催予定だった第6節のフエンラブラダ戦は、相手チームの選手の多くが急性胃腸炎を発症するという事態により延期が決まっている。
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