ミラン【写真:Getty Images】
イタリア名門のミランがまた買収されることになるかもしれない。フランス・パリに本拠地を置き、ルイ・ヴィトンやケンゾーなど世界的に有名なブランドを傘下に置くLVMHが同クラブの買収に動いているようだ。英メディア『デイリー・メール』などが現地時間の16日に報じた。
LVMHの取締役会長兼CEOを務めるベルナール・アルノー氏がビジネスの拡大を望んでいて、サッカー界に進出するという。同メディアによると、LVMHは、ミランの親会社である米のヘッジファンド エリオット・マネジメントに対し、1度目のオファーとなる5億ポンド(約670億円)から7億ポンド(約938億円)を提示。だが、エリオット・マネジメントはこれに応じる意思はなく、拒否したという。
それでも諦めないアルノー氏は、8億9000万ポンド(約1194億円)のミラン買収オファーをエリオット・マネジメントに提示したようだ。
2017年4月に中国人実業家リー・ヨンホン氏がミランを買収。だが、債務不履行に陥ったため、ファイナンシャル・フェア・プレー(FFP)違反でUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権を剥奪された。その後、2018年7月に米のヘッジファンドであるエリオット・マネジメントがミランを買収した。
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