ルディ・グーテンドルフ氏【写真:Getty Images】
史上最多の55チームで監督を務めてギネス世界記録にも認定されているドイツのルディ・グーテンドルフ氏が死去した。独紙『ビルト』など複数メディアが伝えている。
家族による声明により明らかにされたとしてドイツメディアが伝えるところによれば、グーテンドルフ氏は現地時間14日夜に死去したとのことだ。93歳だった。
1926年生まれのグーテンドルフ氏は26歳で現役を引退したあと指導者に転身。ドイツ下部リーグからキャリアをスタートさせ、トップレベルのクラブとしてはシュトゥットガルト、シャルケ、ハンブルガーSVなども率いた。
指導者として世界中を渡り歩き、オーストラリアやチリ、ボリビア、ベネズエラ、ガーナ、ネパールなど5大陸18ヶ国の代表監督も歴任。途上国におけるサッカーの普及・発展にも尽力した。最後の仕事となった2003年のサモア代表指揮までに32ヶ国で通算55のクラブチームと代表チームを率い、ギネス世界記録に認定されている。
1984年から85年にかけては東京ヴェルディの前身である日本の読売サッカークラブでも監督を務め、1年目にはJSL(日本サッカーリーグ)と天皇杯の2冠獲得を達成。日本の国内リーグで初めて優勝を飾った外国人監督だった。
【了】