ハーツの食野亮太郎【写真:Getty Images】
スコティッシュ・プレミアシップ第5節のハーツ対マザーウェル戦が現地時間14日に行われ、アウェイのマザーウェルが3-2で勝利を収めた。ハーツのFW食野亮太郎はこの試合で移籍後初得点を記録している。
56分からの交代出場となった食野は、その5分後にさっそくゴールに絡む働きを見せる。右サイドのスペースでボールを受け、ファーストタッチの切り返しで相手DFをかわしてGKとの1対1の形から左足シュート。これはセーブされたが、浮き上がったボールをウチェ・イクペアズが頭で押し込んだ。
さらに1-3のビハインドで迎えた86分には食野が自らゴール。敵陣内中央で受けたボールを一旦味方に預けてリターンを受けると、相手守備陣に囲まれながらも密集の中で右足を振り抜き、GKの手を弾いたボールがネットに収まった。
試合は2-3での敗戦に終わったが、クレイグ・レヴェイン監督は試合後に食野のプレーに賛辞を送った。「今日の我々は良いパフォーマンスを見せた。食野は本当に違いを生んでくれた」と指揮官のコメントをクラブ公式サイトが伝えている。
食野は期待に応える働きを見せたが、チームは今季5試合を終えて未勝利と苦戦が続く。この日の敗戦でついに最下位に転落してしまった。
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