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久保建英の初出場に現地メディア「悲しいデビュー」。力の片鱗見せたと評価も

text by 編集部 photo by Getty Images

久保建英
マジョルカの久保建英【写真:Getty Images】

 リーガエスパニョーラ第3節のバレンシア対マジョルカ戦が現地時間1日に行われ、マジョルカの日本代表MF久保建英がリーガデビューを飾った。スペイン各メディアも久保のデビュー戦の様子を伝えている。

 レアル・マドリーからのレンタルでマジョルカに加入した久保はアウェイでのバレンシア戦で初のベンチ入り。チームが0-2のビハインドを背負っていた79分に交代で投入され、右サイドで10分あまりプレーした。

 マドリーでのプレシーズンに好パフォーマンスを見せて高く評価されていたこともあり、スペインでも久保への注目度は高い。多くのメディアがマッチレポートとは別に久保のデビューについて詳細を伝えている。

 とはいえ、この日の試合については大きな見せ場を作ることはできず、また何かを生み出せる状況でもなかったという論調が目立つ。『マルカ』紙は「スコアはすでに非常に不利な状況だった」「試合はほぼ決まっており、(久保の)関与はわずかだった」と述べている。

 地元紙『ディアリオ・デ・マジョルカ』は、同じく初出場となったMFヤニス・サリビュルと久保の2人について「悲しいデビュー」と報道。両者とも「あまりプレーに絡むことはなかった」「夢見ていたようなデビューとは程遠かった」と述べ、久保については「クオリティーを示すことはほとんどなかった」とも評している。

 だが、短い時間の中でも能力の片鱗を見せたという評価もある。『アス』紙は「消えていた」としながらも「相手に対して勝負する強気な姿勢を見せた」、『ディアリオ・デ・マジョルカ』は「カウンターから一度ドリブルのスピードを見せた」と評している。

 スペイン『besoccer』はこの試合での久保のデータを伝えた。約11分間のプレーでボールタッチは7回あり、3本のパスを出して全て成功。シュートはゼロに終わり、攻撃面で大きな成果は残せなかったが、相手からのボール奪取でチームに貢献したことにも言及している。

【了】

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