レアル・サラゴサの香川真司【写真:Getty Images】
レアル・サラゴサのビクトル・フェルナンデス監督は、早くも好パフォーマンスを披露しているMF香川真司がこれからさらなる活躍を見せることを期待している。スペインメディア『デスマルケ』が会見での同監督のコメントを伝えた。
香川は今夏ボルシア・ドルトムントからスペイン2部のサラゴサへ完全移籍。テネリフェとの開幕戦で上々のデビューを飾ったのに続き、第2節ポンフェラディーナ戦では初ゴールも記録し、現地メディアやファンからの大きな期待に応えることに成功している。
現地時間30日には、ホームにエルチェを迎えてリーグ第3節の試合が行われる。ビクトル・フェルナンデス監督は試合前日の会見で香川について語った。
監督によれば、香川のコンディションはまだ必ずしも万全ではないという。その理由としてはドルトムントで試合に出場せずセカンドチームの練習に参加していたことや、慣れない新天地の環境への適応の難しさなどが挙げられている。
それでも香川には「コンディション不足をカバーできるだけのクオリティーがある」と監督。「時間が経てばフィジカルコンディションも良くなっていく」「チームメートとの相互理解も深まればさらに加速していく」とさらなる向上への期待を示した。エルチェ戦に向けても「明日は非常に良い試合をしてくれるだろう」とコメントしている。
30日に発表された日本代表メンバーには、香川は招集されなかった。だがインターナショナルウィーク中もリーグ戦が中断されない2部のサラゴサとしては「安堵のため息をつくことができた」と『デスマルケ』は伝えている。
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