日本サッカー協会（JFA）は30日、来月に行われるキリンチャレンジカップ2019、2022年カタールワールドカップ・アジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選に挑む日本代表のメンバーを発表した。会見に臨んだ森保一監督は、コパ・アメリカ2019（南米選手権）に続いての招集となったMF久保建英について期待の言葉も述べた。

　コパ・アメリカで好プレーを見せて評価を高め、大会後にレアル・マドリーに合流した久保。トップチームとBチームでプレシーズンを過ごし、その後マジョルカへのレンタルが決定したが、公式戦には出場していない時期が長く続いている中での招集となった。

　森保監督は久保の選考理由として、「6月のキリンチャレンジカップやコパ・アメリカというレベルの高い大会の中でプレーして、彼自身のプレーのクオリティーが代表選手として戦力になるということで今回も招集させてもらいました」と説明している。

　公式戦ではプレーしていないとしても、「レアル・マドリーのプレシーズンマッチに出ている様子はチェックしていますし、今現在もトレーニングはしっかり積めている。少し前には90分の試合も経験しているということで、コンディション的には問題ない」と判断したとのことだ。メンタル面についても「充実しているということを確認した」と述べた。

　国内外のファンやメディアからも大きな注目を集める存在となることが予想される。「まずは日本のために自分の持っているものを全て出し切ることと、彼自身がもっともっと自分が成長するためにギラギラしたものをチームの活動の中に見せてもらえればと思っています」と指揮官は久保への期待を口にしている。

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