久保建英【写真:Getty Images】
レアルB(レアル・マドリー・カスティージャ)の日本代表FW久保建英が22日、マジョルカへレンタル移籍となった。これで3部ではなく、1部でプレーすることが可能になった久保だが、今後レアルに戻って主力として活躍できるかが重要だろう。22日付のスペイン『アス』は過去のレンタル移籍の成功例と失敗例を挙げている。
同メディアが成功例として挙げているのはDFダニエル・カルバハル、FWルーカス・バスケス、FWマルコ・アセンシオである。レアルの下部組織出身のカルバハルは、2012年に買い戻しオプション付きでレバークーゼンに移籍。その後、活躍が認められ翌年にレアル復帰を果たした。
一方、失敗例としてあげられているのが、DFテオ・エルナンデス、MFルーカス・シウバ、DFファビオ・コエントラン、GKアンドリー・ルニン、FWボルハ・マジョラルである。同メディアは、エルナンデスとマジョラルが失敗例として久保の教訓になると伝えている。
マジョラルは、2016年にヴォルフスブルクに1年間レンタル移籍となり、2017年にレアル復帰。だが出場機会に恵まれず、2018年にレバンテにレンタル移籍し、レバンテでの2季目を迎えている。エルナンデスは、アトレティコ・マドリーの下部組織からトップチームへ昇格。アラベスへのレンタルを経て、アトレティコに復帰するも、レアルに移籍となった。昨季はレアル・ソシエダにレンタルされ、DFフェルラン・メンディの加入で構想外となった。今年7月にミラン移籍が発表された。
マジョラルもエルナンデスもレンタル先で活躍したが、レアル復帰後にそのポテンシャルを見せることができなかった。プレシーズンマッチではジネディーヌ・ジダン監督にインパクトを与えた久保。同メディアは「今は久保が自分自身を証明する番」であると伝えている。久保はマジョルカで活躍し、レアルの主力となることができるのだろうか。
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