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ブンデス日本人選手、第28節現地採点を振り返る。再度の先発奪取、成長を続ける酒井宏樹

ブンデスリーガには多くの日本人選手がいる。彼らが現地でどのような評価を受けているのか。先日行われた第28節の「Kicker」「Bild」の両誌の採点から読み解いていく。

text by 本田千尋 photo by Ryota Harada

1ヶ月以上勝ち星がなかったハノーファー

ブンデスリーガ第28節日本人選手採点

Kicker誌(2014年3月31日付)
岡崎慎司「4」清武弘嗣「3.5」酒井宏樹「4」
酒井高徳(70分から途中出場のため採点なし)

Bild誌(2014年3月31日付)
岡崎慎司「4」清武弘嗣「4」酒井宏樹「5」酒井高徳「5」
(長谷部誠、内田篤人、乾貴士、細貝萌については試合出場なし)

 後期開幕後、新加入のチェコ人SBライトラルにポジションを奪われた格好だった酒井宏樹だが、3月1日のアウクスブルクとのアウェイからまた再び先発の座を取り戻す。その試合で90分フル出場を果たすと、アウクスブルク戦も含めて6試合連続フル出場を続けている。

ブンデス日本人選手、第28節現地採点を振り返る。再度の先発奪取、成長を続ける酒井宏樹
酒井宏樹【写真:原田亮太】

 2014年3月30日、ブンデスリーガ第28節、ハノーファーはホームにブレーメンを迎え撃った。ハノーファーは2月1日にホームで行われたボルシアMG戦以降勝ちに恵まれておらず、前節のホッフェンハイム戦も1-3のスコアで落として順位を12位としている。

対するブレーメンもここ2試合フライブルクとヴォルフスブルクを相手に2連敗を喫しており、13位に付けている。勝ち点は同じく29となっており、回りくどい言い方だが、残留争いを抜けるための争い、と言えそうだ。

 前半は拮抗した戦いが続いていく。ハノーファーは、ダブルボランチのサネとアンドレアセンがディフェンスラインまで降りていき、ビルドアップに関与する。そして酒井、プリブの両サイドバックを高い位置へと押し上げ、攻撃参加へと促した。

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