フランク・リベリ【写真:Getty Images】
バイエルン・ミュンヘンを退団してフリーとなっている元フランス代表MFフランク・リベリは、イタリアのフィオレンティーナ加入がほぼ確実になったとみられている。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』など複数メディアが20日に伝えた。
昨季限りでバイエルンを退団して以来、オーストラリアやサウジアラビア、プレミアリーグなどへの移籍も噂されてきたリベリ。だがここのところフィオレンティーナからの関心が盛んに報じられ、ダニエレ・プラデSD(スポーツディレクター)も獲得を望んでいることを認めていた。
イタリアでの報道によれば、リベリのフィオレンティーナ加入に向けた交渉は完了し、正式発表を待つのみの状況になったという。契約期間は2年間となり、21日にも加入に向けたメディカルチェックが行われる見通しとのことだ。リベリの高額年俸はフィオレンティーナにとって大きな障害だったが、粘り強い交渉により要求額と提示額の差を埋めることに成功したとみられている。
現在36歳のリベリは母国フランスの複数クラブでプレーしたあと、ガラタサライ、マルセイユを経て2007年にバイエルンに加入。12年間を過ごしたバイエルンではアリエン・ロッベンらとともに一時代を築き、9回のブンデスリーガ優勝など24個のタイトルを獲得した。フィオレンティーナ加入が決定すれば、イタリアでのプレーはキャリア初となる。
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