パリ・サンジェルマンのネイマール【写真:Getty Images】
パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するブラジル代表FWネイマールは、スペインへの復帰に近づいているのだろうか。レアル・マドリーへの移籍、あるいは古巣バルセロナへの復帰に向けた動きについての報道が加速している。
PSGのレオナルドSD(スポーツディレクター)は、ネイマールの移籍に向けて他クラブとの交渉を行っていることを認めた。「話は進んでいる。これからどうなるか見てみよう。未来を決める必要がある」と同SDが話したことをスペイン紙『マルカ』などが伝えている。
PSGは現地時間11日に行われるリーグアン開幕戦でニームと対戦するが、ネイマールはこの試合を欠場する。トーマス・トゥヘル監督はコンディションが万全ではないことが理由だと話しているが、移籍への動きとも無関係ではないかとの憶測も強まっている。
移籍先はスペインの2大クラブのいずれかが有力視されるが、特にマドリーが優勢とみられる。スペイン紙『アス』は、PSGは険悪な関係にあるバルサとの交渉を望まず、マドリーに対してネイマール移籍の便宜を図る見通しだと伝えている。
バルサとしても、かつてサッカー界史上最高額の移籍金で手放したネイマールを「買い戻す」つもりはないようだ。PSGが他選手とのトレードに応じる場合のみ獲得に動く考えであり、「1ユーロも出すつもりはない」とされている。
一方マドリーとの間ではクラブ間交渉が順調に進んでいるとみられ、ネイマールとマドリーとの個人合意も近いとみられている。だがマドリーはネイマール獲得の前にMFハメス・ロドリゲスやFWマリアーノ・ディアス、FWガレス・ベイルなどの売却を決める必要があるとの見方もある。
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