マルセイユの酒井宏樹【写真:Getty Images】
フランス1部マルセイユに所属する日本代表DF酒井宏樹は、今夏の移籍市場で他クラブから複数のオファーを受けたことを明かしつつ、移籍は考えなかったと話している。仏紙『ル・プロヴァンス』が10日付でインタビューを伝えた。
酒井に対しては、特にトッテナムからの関心が盛んに噂されていた。だがイングランドの移籍市場が閉じてもマルセイユに残留し、10日にはリーグアンのシーズン開幕戦を迎えている。
「いくつかのクラブから連絡はあり、オファーを受けていました」と酒井はコメント。「それでも、マルセイユより興味深いクラブはありませんでした。ここで気持ちよく過ごせていますし、マルセイユでプレーできて本当に幸せに思っています」と残留の意志が固かったことを明かした。
昨季までマルセイユを率いていたルディ・ガルシア監督は退任し、今季からアンドレ・ビラス=ボアス新監督が就任。酒井は新監督からの信頼も勝ち取ることに成功した様子で、開幕戦にも先発でフル出場した。
「ルディ・ガルシアのおかげで戦術面で成長できました。マルセイユに来た時には戦術のことが全く分かっていませんでした」と酒井は前監督に感謝しつつ、「今は新しい監督になって、より細かい部分に取り組んでいます。みんなゼロからのスタートでモチベーションを高めています」とチームの現状について話している。
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